RPAツールのシェアは?

 2018.07.18  RPAチャンネル編集部

ユーザーからの評価によって様々なソフトウェアのポジションを明確にする海外Webサイト「G2 CROWD」では、あるコンテンツ※1 にて海外で最も人気の高いRPA (Robotic Process Automatio:ロボティックプロセスオートメーション)は「Automate」だとしています。ただしこれは正確にはRPA製品のシェアではないですし、そのほかの媒体においてもRPA製品に関する正確なシェア情報は共有されていないのが現状です。

そこで今回は、国内および海外でシェアが高いとされているRPA製品13製品をご紹介します。

日常の定型業務を自動化する

Autoブラウザ名人

HTML解析による対象オブジェクト認識、ユーザーのブラウザ操作を監視および記録し、さらに一覧形式で操作を補完することで自動化ロボットを開発できるRPAです。ただし、自動化できる範囲はブラウザに限定しているのでデスクトップアプリケーションや社内業務システムは自動化対象外になります。

・「参考サイト」

BizRobo!(ビズロボ)

国内では他ベンダーに先駆けて本格RPAを提供する、RPAテクノロジーズ株式会社のRPA製品です。Webアプリケーションに対する仕組みが他のRPA製品とは異なり、サーバー上で稼働する専用Webブラウザエンジンにて複数の自動化ロボットを実行することが可能であり、Webアプリケーションによる大規模なデータ処理に適しています。

・「参考サイト」

ipaS(アイパス)

2015年12月に提供開始された国産のRPA製品です。コマンドラインの自動化ロボット開発を組み合わせることで、デスクトップ上のほぼすべての操作を自動化できることを強みとしています。ユーザーの操作を監視および記録する機能はなく、一覧表にて処理を記述する方式だけを採用しているので開発難易度は高めです。

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NEC Software Robot Solution(NECソフトウェアロボットソリューション)

高度な画像認識機能を備えていることで、画面上に表示された画像や値を認識して操作を自動化できるため、ちょっとしたAI連携が可能なRPA製品です。開発方法はノンプログラミングなので、ITスキルに自信が無い方でも扱えます。

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SynchRoid(シンクロイド)

ソフトバンクとRPAテクノロジーズの協業によって開発されたRPA製品です。ノンプログラミングで自動化ロボットを開発できるためITスキルに自信が無い方でも扱え、さらには「Pepper」や「IBM Watson」といったAIと連携することで、非定型業務の自動化もできる柔軟性に優れたRPA製品でもあります。ソフトバンクが社内運用を通じて得たノウハウを余すことなく活用し導入・運用をサポートするので、RPAを初めて導入する企業も安心してRPA活用に踏み切れます。

WinActor(ウィンアクター)

NTTグループのNTTアドバンステクノロジ株式会社が提供するRPA製品です。サーバーからの集中管理を除けば、RPAに必要とされる機能はすべて揃っています。ただし自動化実行中はデスクトップ操作ができないので、常に自動化ロボットを走らせる際は専用端末を設定する必要があります。

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大規模な業務プロセスを自動化する

Automate(オートメイト)

G2 CROWDにて、海外で最も人気が高いRPA製品とされています。ただし国内では知名度が低く、扱っている代理店も少ないのが実情です。ただし、IBM iと連携できる数少ないRPA製品でもあります。

Automation AnyWhere(オートメーションエニウェア)

すべてのWindowsデスクトップアプリケーション、Webアプリケーション、およびCitrix環境などの仮想デスクトップにも対応したRPA製品です。高いITセキュリティを確保するための機能を備えているので、企業の機密情報を扱うようなバックオフィス業務でも活用できます。

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Blue Prism(ブループリズム)

世界的なRPA老舗ベンダーで2001年からRPA製品を提供しています。「RPA」という言葉を最初に使用したのも同社だとされています。大規模かつ複雑な業務プロセスの自動化を得意としており、開発には高度なスキルが必要です。高度なセキュリティが必要とされる業種に強く、PCI-DSSなどの国際標準への準拠も可能です。

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NICE(ナイス)

もともとはコールセンターでの通話記録を行うソリューションで有名な企業です。ユーザーの操作を監視および記録するための機能を備えていますが、高度な自動化の場合は独自開発が必要です。ユーザーのパソコン操作をアシストする機能を備えているのが特徴です。

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Pega Robotic Automation(ペガロボティックオートメーション)

同社はBPMSソリューションを提供する世界的な老舗企業であり、RPA製品に関してもBPMS機能からRPA機能を呼び出すことにより、大規模な業務プロセスを自動化できる特徴を持ちます。ただし現時点でBPMSとRPAはやや分離的な関係にあります。

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UiPath(ユーアイパス)

操作対象の認識方法として「対象オブジェクト」や「文字イメージ」など高度な方式を採用しており、ITエンジニアに好まれるRPA製品です。あらゆる環境へ柔軟に適応するというメリットを持つ反面、開発難易度はかなり高く専門のエンジニアが必要になるでしょう。もともとオープンソースプロジェクトなので、個人利用の場合は無償で利用できます。

・「参考サイト」

WorkFusion(ワークフュージョン)

日本未進出の海外RPAベンダーですが、ニューヨークを拠点としてすでに世界150ヵ国、2万5,000以上のダウンロード実績を持っています。同社ではAI技術を取り入れたソリューションの提供にも積極的で、RPAと機械学習、国学文字認識(OCR)やチャットボットと連携したRPA製品として注目を集めています。

・「参考サイト」

まとめ

以上、国内外で人気の高い13製品をご紹介しました。RPA選定では、導入目的を明確にして自社にとって最適なものを選びましょう。

※1「Best Robotic Process Automation (RPA) Software

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